頭取り(競合調査)を行う本当の目的は2つです。
@ お客様を知ること(お客様の価値、欲求、現実、状況、行動を観察する)
A ライバルを知ること(ライバルの作戦、強み、差を観察する)
ここでいうお客様とは自店の中のお客様だけでなく、商圏内にいるすべてのパチンコファンとなります。
商圏内のすべてのお客様を知る方法は、頭取りしかありません。またライバルを知る方法も頭取りしかありません。
お客様を知ることをマーケティングといい、競合戦略上欠かせないものがライバルを知るということです。
戦略とは、限りある資源を一点に集中して、自分の強みを活かして戦う方法です。
→詳しくは「儲けを最大化できる!!頭取り超活用法」
頭取りデータを分析する場合は3つの数値が重要です。
@ 稼働数
A シェア率
B 稼働率
この3つはそれぞれ異なることを意味しています。
例えば、大型店は稼働数が上位になり易い傾向があり、逆に小型店は稼働率が上位になり易い傾向にあります。
稼働数からはお客様の数がわかります。エリア全体であれば、昨日や先月と比べて市場全体のお客が増えているのか。減っているのかがわかります。
お店であれば、昨日や先月と比べて増加(減少)しているのかということがわかります。
では、ライバル店と比べてどうだったのか。それを知るにはシェア率が必要です。
経営戦略上最も重要なのがシェア率です。シェア1位のお店が地域1番店となります。
大きな企業やお店ほどシェアは高くなります。
したがって普段の確認事項としてはシェアの順位ではなく、シェアの推移がどのようになっているか
が重要になります。ライバル店と比べてシェアが伸びているのか、落ちているのかです。
これは今の戦術がうまくいっているのかということを意味しています。
好景気は自店だけでなくライバルも売り上げを伸ばしています。
どちらが相対的に大きく集客しているかという視点がシェア率です。
稼働率は効率を意味し、利益率と相関関係にあります。稼働率が高ければ利益率があがります。
したがって、稼働率が高いということは資金面で有利だということになります。
さらに、お店が賑わっているように見えるので、さらなるお客を呼ぶという相乗効果も期待できます。
頭取りデータを管理するときは、この3つの視点すべてから分析することが重要です。
店長の業務は非常に大変です。しなければならない事が沢山あります。当然、頭取りばかりに時間を使うわけにはいきません。
したがって、頭取りにおいて毎日行うことは最低限のことにしておきたいものです。
頭取りで毎日すべきことは"ライバルの動きです。特に、ライバル店が強化した部門に気づくこと"です。
・ライバルが稼働数、シェア率、稼働率で順位をあげた。(パチンコ・スロット・4円・低玉ごとに確認して下さい。)
・ライバルの最大客数(平日・休日)が更新された。
・自店が最低客数(平日・休日)が更新した。
数値情報以外でもライバルの強化(変化)には敏感になって下さい。
※この確認作業は、達人を使えば1分もかからない作業になります、
月1回の戦略会議では、先月と今月の基本的な(パチンコ・スロット・4円・低玉・スペック・男女)数値について、順位とライバルとの数値差を確認して下さい。
順位変動や大きく差が縮まっているようであれば「原因」を探って下さい。原因が見つかれば対策も立てやすいと思います。
そして戦略会議で最も時間を割かなければならないことは、"来月の戦術(改善)"です。
優先度の高い(効果がありそうな)ものから戦術を検討して下さい。
「7つのお客様層」「お客様の心のステップ」「売上5原則」の戦略フレームワークを活用すると優先度を決めやすいと思います。
→詳しくは「儲けを最大化できる!!頭取り超活用法」
お客様を観察(Marketing)して、戦術(Plan)を考え、実行(Do)し、評価(Check)し、改善(Act)する。
これの繰り返しです。
頭取りは、戦術を数値評価する際に非常に役立ちます。しっかりと評価して行くと、何をすればどのくらいの成果があがるのか。ということが分かるようになってきます。
最も効率のよい戦術がわかればどんどん業績は向上していきます。
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